「どこで戦うか」で、あなたの時給は決まる

 多くの新人カメラマンが、カメラを買って最初にすることは「マッチングサイトへの登録」や「SNSでの集客」です。しかし、そこは全国のカメラマンと同じ土俵に乗り、1円単位の価格競争に巻き込まれる「レッドオーシャン」です。

 15年間、私が一度も価格競争に巻き込まれずに活動を続けてこれたのは、技術が特別だったからではありません。「戦う場所」を、最初から変えていたからです。

 プロとして自立し、長く生き残るための「生存戦略」についてお話しします。


「空中戦」を捨てて「地上戦」に徹する

 インターネットという広大な海で集客しようとするのは、砂漠で一粒の砂を探してもらうようなものです。
 私が推奨するのは、徹底した「地域密着の地上戦」です。

 具体的には、地元の神社、産婦人科、保育園、あるいは地域で活動する個人事業主。こうした「顔が見える範囲」での関係構築こそが、もっとも強固で、もっとも価格競争から遠い場所になります。

 それらを支えるために、ネットの世界を使います。
 それはネット上での拠点作りです。

【ネット上の拠点の役割】

  • ホームページ(ネットでの店舗): どこでもみれて、無制限のページ数を持つカタログ、パンフレット。
  • SNS(ネット上でのチラシ): HPは来てもらわないと見てもらえませんが、SNSは相手の届けることができます。

「信頼」が生まれる仕事を続ける

 新規のお客様に来ていただくよりも、すでに来ていただいた方にリピートしていただく方が、敷居は低くなります。

 リピートしていただくには、「1歳の誕生日」「七五三」「入園式」……。
 家族のライフサイクルに寄り添い、「次の撮影も、あの人にお願いするのが当たり前」という心理的ポジションを築くことです。

 一度信頼を獲得したリピーター様にとって、あなたは「比較対象」ではなく「家族の専属カメラマン」になります。ここには、1円の価格競争も存在しません。

 私の経験ですと、とてもありがたいことに、「こちらの予定がすでに入っている場合は、ご自身の予定を変えてくださるお客様」がたくさんおられます。

 これは、「SmileMissionさんでないとダメ」という信頼を持っていただいているからだと思います。

 信頼を築くのは難しくありません。

  1. お客様をお客様として扱う以前に、人として思いやりの気持ちを持つこと
    • 私は「写真を撮ることよりも思いやり」を優先します。
    • 例えばお宮参りの時、赤ちゃんは暑くても寒くてもそう言えないのです。
    • 写真の枚数が減ったとしても、赤ちゃんへの思いやりが最優先です。
  2. カメラマンとしての仕事を、確実にやりとげること
  3. 社会人としてのマナーとルールをしっかり守ること

 たったこれだけです。
 この文をお読みの皆様であれば、「2」だけを身につければいいだけのことでしょう。

「法人・公的機関」という聖域

 家族写真の出張撮影だけでなく、地元の企業や学校、公的機関の撮影を視野に入れてください。

 こうしたクライアントが求めているのは「SNS映え」ではありません。**「約束を守る」「機密を保持する」「確実に、いつものクオリティで撮る」**という、極めて当たり前の社会人スキルです。

 これらができるカメラマンは、実は驚くほど少ない。

 ここを主戦場に加えることで、季節変動の激しい出張撮影の収入を安定させ、あなたの事業の背骨を作ることができます。


戦う場所を変えれば、写真はもっと自由になる

 「安くしないと依頼が来ない」というのは、戦う場所を間違えている証拠です。

 正しい場所で、正しい相手に向けて、正しい価値を提示する。そうすれば、あなたは無理な値下げをすることなく、誇りを持ってシャッターを切ることができるようになります。

 では、具体的にどうやって地元の神社や企業と繋がりを作るのか?
 最初の1件はどうやって獲得するのか?

 その具体的な「営業術」と「関係構築のステップ」は、私の15年の失敗と成功の記録そのものです。

 一言で言うと、

きちんと社会人としての仕事をする。

につきるのです。

 地道に続けていれば、そこに共感してくださるお客様、他社でトラブルや迷惑を被ったお客様がいつかきっと来てくださいます。

ネットでは話せないことがたくさんあります

ネットで検索しても出てこない、泥臭くも確実な「仕事の作り方」を、研修ではすべてお伝えします。 誰のルールでもない、あなた自身の基準で、カメラマンとして生きていく道を一緒に作りましょう。

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お客様の『信頼』に応えるために、カメラマンとしてのあなたが身につけるべき『確実な技術』の話をしましょう。

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